一枚まわし

「うーん。一枚まわししかとれてないですねえ。これじゃあ苦しいですよ?

 

双葉山の邪宗門: 「璽光尊事件」と昭和の角聖

双葉山の邪宗門: 「璽光尊事件」と昭和の角聖

 

 もう少しガッツリとまわしを掴まないと、何もできないですし、何もさせてもらえません。

 

ノンフィクションだからと言ってもこれだけ まわし の取り方が浅いとねえ。

 

ここで紙幅に追い詰められた。どうする、どうする?

ああ、あっさりと土俵を割りました。

 

もう少し土俵際で粘るなり、うっちゃりを打つなりして観客を湧かせないと、「物言い」すらつかないですよ。

 

取組前にはわりと期待されていたこの一番、結局あっさり過ぎです。

内容的にもあっさりしてましたし、

 

相撲に負けて勝負にも負けた そんな感じの一番でした。

 

まあ、見る点として面白いかもしれないのは、双葉山にこんなことがあったんだという違う意味での人間性かなあってところです。

 

次の場所も出場するなら期待しても良いのかもしれませんね。」

 

 

以上です。

 

 

思ったよりも軽め

今回もメモレベルです。

当然読む必要性は他の人にはないかなあという記述ですので、その覚悟の上、読まれるなら読んでください。

 

図書館で借りて読んだ本は今回はこれだ。

 

 最近マイブームのナチス系。

でまあ、読んだのですが、前回の『破壊の経済』の重厚さから比べると、

やはり薄くて軽い。

ただ読みやすいですね。

あらすじというか、ほぼすべて書いてしまうと、

レーナルトさんの人柄がまあ、こんな人だから、アインシュタインとか他の人と衝突しちゃった。

という話。

そもそも実験物理学と理論物理学の対立とか、発見は誰のおかげか問題、生い立ちバックグランドの相互理解の無さなど

元々から噛み合わない二人ではあるので、ある意味当然っちゃあ当然。その上に、互いにさほど「高人格」な人じゃないので、泥沼化するのも、まあ普通かなあ。

 

IF戦記モノでナチス核武装というのがあるが、(一応アメリカは検討はしてたらしいが)このレーナルトさんがいる限り、かなり難しいだろうなあという感じはする。ドイツの物理学界をヒトラーの影響力で掌握しておきながら、自分の反対する意見を取り入れて核武装化というのは、資金注入は厳しいよねえ。あと「破壊の経済」的な 傾斜生産 的方式なので、核武装にはお金がかかりすぎるので、無理っぽいですなあ。

 

うん、初見の人には何言ってるかわからないだろうけど、そんな感じがしました。

内容的にはさほど濃くないので、サラッと読んでも大丈夫です。

そんな本でした。

得た教訓としては、「なんでもかんでも自分の手柄にしようとしちゃダメ」って事です。

今回は以上です。

 

 

青い本

備忘録レベルです。

 

青の儀式

青の儀式

  • 作者:白須純
  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: 単行本
 

 著者がかかわってきたアズレージョを通じて、青という色に出会い、それが世界ではどんなものかを、調べてまとめた本。一つ一つは独立しているのでどこから読んでも大丈夫仕様です。

 

まあ、自然界で青色(ブルー)の色彩自体が極々稀ですから、しばしばよく神聖視されてしまうものです。よって、神秘的な意味合いがこめられやすいですよねえ。

 

どうやって、古代の人が青い色を取り出して使っていたのかという点は確かに興味深く、著者も色々と見ているみたいですね。その辺りは私は興味深く読めました。

 

ただ、個人的には、まったく個人的には、

物足りない本ではあります。

もっと、著者の「青への執着」がにじみ出てくれないと、備忘録で青についてまとめました的な範疇を超えてこないきがするんですよねえ。

 

あと、最も印象的な言葉が引用してあり、それが冒頭に書かれているのですが、それが、

 

”地球はオレンジのように青い”(ポール・エリュアール

 

でその私に対するインパクトが凄すぎて、あとが霞んでしまったのは、私の敗因です。

 

参考程度ですが、この本、青いです。文字も青色なので、目にはやさしいかもしれないです。

 

記録的な

一応読んだので、記録的に残しておくレベルです。

 

動かないゼロトレ

動かないゼロトレ

  • 作者:石村友見
  • 発売日: 2019/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 うん、確かにうごいていていないね。ストレッチ的なのが多いね。

でも、たぶん、結構効果的なんだろうなあって。

みんな、こんな動きって、だんだんやりたくなって、勝手にやってるもんだと思っていたので、改めて紹介されると、そうなの?って思ったり、思わなかったり。

 

ヨガから発展させた?ゼロトレの本です。ヨガといわず、私が知識として知っている

あれ や これ の技法?も入っており、結局はみんなこんな感じになるのかもしれないなあって、門外漢はおもったりしました。

 

内容はとてもやりやすいやつなので、興味ある方はやってみても良さそうなものです。

 

しつこいですが、あくまで記録レベルの今回はここまで。

 

まあ、そうなんでしょうけど。

うーん、タイトルと内容の差がなんともはや。

 

再起は何度でもできる

再起は何度でもできる

  • 作者:中山 雅史
  • 発売日: 2020/09/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 タイトルはまあ、見たままその通りですが、内容の方がそれにそぐわない?という、割と不思議な本です。

「あえて本書のタイトルを『再起は何度でもできる』としたのは、自分自身への叱咤激励の気持ちを込めてのことである。」(p227)

と「おわりに」に書かれており、そうなんだって。

全体としてはゴン中山のサッカー人生の半生を書き出した自叙伝風なものに、山中伸弥教授との対談をくっつけて、現在のiPS細胞研究の話等を盛り込んだものという、私のまとめ方では、とっちらけすぎてて、まとまるんかいな?という内容の本です。

ですが、自叙伝風の前半部が既に現役目線でなく、コーチ目線になっており、後半部は怪我との戦いに充てられており、その怪我とのカラミで、再生医療山中伸弥教授との対談という形で〆ることで、何とか形になってるなあという、そんな本として受け止めました。

 

まだ、現役としてやってるという話は聞いていたゴン中山氏ですが、こういう形での現役だったのねという事を知りました。やはり、キングカズはすごかった。

 

軽い本です。お気楽に読めるかと思いますよ?

 

そして感想的な何かはこっそりと続く。

まだ、何となく続いていくアドベントのアレ。

今回も図書館で借りてきた本に何となく感想を書いてみるという、良くありがちな奴です。

 

 そのまた昔、偉い人の伝記をドラマ仕立てでやる放送があり、その結論のほとんどが

「『他の人に生かされている』と実感した」を用いて、加山雄三が偉そうにコメントするという、今から見ると何とも言えないテレビ番組がありましたが、

ja.wikipedia.org

当然、それとはあんまり関係ないです。

 

人の知っているというのが、いかに脆く、浅はかなのかについて、書かれている本です。認知心理学?的にはほぼ定説?な話なので、よくわかっている方はまあ素通りしてくださいなという前置きはありますね。

 

人が物事をどれだけ「知っていないか」をしることが重要なんだよ。そして、コミュニティーは足りない部分を補い合うにはとっても有効。でも、コミュニティー自体は何かにサポートされているわけではないので、知性の面ではとっても脆い。また、コミュニティーでは意見が先鋭化しやすいので、自分で考えていきましょう。

 

って書かれていると読めた気がしました。なるほどなあっておもいましたが、この本にも指摘されているように、読めた気になっていても、実は読めていないかもしれません。

なので、だれか他の方はこの本を読んで、「てめぇ、よめてねぇじゃねぇか」ってツッコミを入れてください。

 

だんだん、というか、既に3回目で内容がなくなっているが、まあ、あんまり気にしないようにして、死なない程度にやっていこうかとおもいました。

 

今回は以上です。

 

こっそり続編

こっそりとアドベントの続編を書いてみるをやってみる。

今回は本の感想。図書館で借りて来て、1回延長して、計1か月かけて読んだ大著、それがこれだ!

ナチス 破壊の経済 上

ナチス 破壊の経済 上

 

 

ナチス 破壊の経済 下

ナチス 破壊の経済 下

 

割と個人的に興味のある?ナチスもの。意外というか、結構この手の本は世の中に多いものです。

 大体においてナチス第三帝国モノ)は、ヒトラー民需を復活させてドイツの経済復興をし、ヒトラーのヨーロッパ征服の野望の元に、機械化された軍隊で、フランスを力づくで占領。そのあと領土的野心でソ連さんにもちょっかいをだしたら、冬将軍に負けちゃって、敗北。アメリカ軍がどんどん攻めてきたから、負けちゃいました。という筋書きかなあって思います。

軍関係ならゲーリングとかがでてきたり、オカルトまたは東方ならヒムラー 、政治宣伝ならゲッペルス、そして軍需経済ならシュペーアがちょろっと出てきたり。アウシュビッツとかでてきて、なんか、ヒトラーの妄想よくわかんないとかなって、ドイツ軍のジェット機とかでてきて、最新鋭だったのなあ。(シュトロハイム氏の出番?)ってなって、やっぱりナチスってダメだったよねっていうオチとか。

 

そんなことないんやで。実際はこうやったんや!

 

というのを力説してるのがこれ。まあ、ヒトラーの妄想については、わかんないと言ってるのは、この本でも同じだけどね。

 

内容は、ドイツの経済面から見たら、全然そんなことないんだというのが、戦前からこれでもかとデータを繰り出してひたすら書き続ける作者。その上、本の初めの方に、「てめえら、手ぇ抜いて読もうなんて考えんなボケ!きっちり最初から全部読め!(意訳)」って書いてある硬派なので、一所懸命読みました。

 

まあ、面白い本です。確かにあんまりない?アプローチだし、シュペーアをボロクソに書いてる本ってあんまり見ないですよねえ。結局シュペーアも偶然そうなったデータを並べて「俺ってスゲェェェ!」って言い、戦後「僕知らなかったんですぅ」ってシラを切った人物と化しています。ゲーリングとか型落ちの戦闘機を大量生産して資源を浪費してるとか。ヒムラーシュペーアにとって、アウシュビッツは実はそんな意味もあった?とか、生存圏の考え方の危うさとのカラミ。ヒトラーソビエト侵攻は「お腹が減っていたから」とか。機械化されたドイツ国防軍は、輸送用に馬を75万頭使ってた?とか。Uボートは各地の工場で分割して作って、ドックでつなげて作る画期的な生産方法をやったけど、実際つないでみるとつながらなかったとか。V2ロケットは悲惨な状況で生産してたとか。あと色々盛りだくさん。

ヒトラー第一次世界大戦の前線の経験考え方はある程度は有効だったのかもしれないですが、軍需や経済はもう一つだったんだなあって。仕方ないけど。

結局はドイツは資源も人も無いので負けたんだ、という事にもなるらしいです。正義がうんぬんはまあ、言うまでもない?んでしょうがねえ。

 

纏めると、

長い本です。じっくりと読むには面白いです。新しいナチス感が芽生えるでしょう。ただ、本の末尾の解説?にもあるように、

今までのナチス感をぶっ壊す

という意気込みが凄すぎて、ちょっと行きすぎじゃないのか?と思えるポイントもあったりします。

 

こっそり続編なので、本日はここまで。

という事で返却期限が今日なので、今から返しに行ってきます。