一枚まわし
「うーん。一枚まわししかとれてないですねえ。これじゃあ苦しいですよ?
もう少しガッツリとまわしを掴まないと、何もできないですし、何もさせてもらえません。
ノンフィクションだからと言ってもこれだけ まわし の取り方が浅いとねえ。
ここで紙幅に追い詰められた。どうする、どうする?
ああ、あっさりと土俵を割りました。
もう少し土俵際で粘るなり、うっちゃりを打つなりして観客を湧かせないと、「物言い」すらつかないですよ。
取組前にはわりと期待されていたこの一番、結局あっさり過ぎです。
内容的にもあっさりしてましたし、
相撲に負けて勝負にも負けた そんな感じの一番でした。
まあ、見る点として面白いかもしれないのは、双葉山にこんなことがあったんだという違う意味での人間性かなあってところです。
次の場所も出場するなら期待しても良いのかもしれませんね。」
以上です。