図書館で借りてきた本の感想的な何か

アスタルテゆるふわアドベントカレンダーに入れてしまったので、書いてみます。

丁度図書館で借りてきた本がコレでしたので、今回はこの本の感想的な何かをちょっと。

野林厚志編『肉食行為の研究』平凡社2018年

483ページの大著、と思いきや「編」なので、論文が持ち寄って作ってあるので、興味ある部分だけで飛ばし読み可能です。実際飛ばし読みしました。

これを読んでみると、人間さんかなりお肉大好きですね。イヌイットの皆さんや狩猟採集民の皆さんも結構食べてる。そしてそれは先祖から続いていることらしいのが化石でもわかるそうな。

で、おさるさんとかどうなんだろうって見ると、チンパンジーは肉食するらしい。集団で他の種類の猿を襲って食うとかなんとか。バブルス君も食べたんだろうか?お肉。

ゴリラは食べないらしい。キングコングの映画?を見たら、何か食べそうな牙とか生えてるけど、食べたところは確認されてないらしい。

へええ。オランウータンについてはごくごく低頻度らしい。スローロリスを食べたのを確認されているとかなんとか。

ということは、化石になってる人類の祖先さんは、「もしかしてお肉食べたから進化した」的な発想できそうな予感がしてたら、「狩猟仮説」なるものが出ていました。

人間の進化の過程において肉食が影響していたらしいという話がでてました。

さすがに化石レベルでは実証できないので、仮説らしいですが。

今回、

人間にとって肉食は意味のあるものだった可能性が高いってことがわかりました。

私個人レベルでは満足です。

 

その他文化面や心理学側面、畜産関係、グローバル経済の話、動物福祉や倫理問題まで幅広く取り扱っていますので、その辺に興味のある方は読んでみても良いかもしれないです。

 

個人的雑学として面白いなあって思ったのは、

日本で雨乞いの儀式をする場合に、滝や沼に牛や馬の首を投げ込むというのがあった(ある)らしく、それが昭和14年までやっていたらしい。思ったより雨乞い、大変なんだなあって思いました。

 

昭和十四年「武庫川支流惣川上流に牛の生首を投げ入れる。大正12年も行った。屠殺場から生首と生血を調達した。」

大阪朝日新聞、通信燈欄。写真あり)

なんだって。

 

以上、とりとめなく個人の感想的な何かでした。